ユーザーに仮登録を行わせる理由

【結論】

・会員登録の過程で、本登録用のリンクを記載したメールを送る(サイトへ必要事項を入力するだけで会員登録が出来ない)のには、いくつか理由がある

・一つは、悪意あるユーザーの不正登録を防ぐ為。もう一つは、ユーザーのメールアドレスに正常にメールを送れるのを確認する為。

・とはいえ、手順が複雑化してユーザーの離脱を招く恐れがある為、現在はソーシャルログインなどを活用して、メール認証の手順を省く努力がなされている。

【目次】

【本題】

Webサイトでの会員登録の手順

多くのサイトでは、会員登録を行う際に、以下のような手順を踏みます。

1:ユーザーに対してメールアドレスの入力を要求

2:そのメールアドレスに対して本登録用のリンクを記載したメールを送信

3:リンクから遷移した先のフォームに必要事項を入力

4:本登録が完了

なぜ、いきなり本登録の画面に遷移さえず、メール送信を経る必要があるのでしょうか?

今回は、その理由をまとめました。

不正登録を防ぐ

まず第一に、不正登録を防ぐという理由が上げられます。

もし、メール受信を経ずに、ページ上での必要事項の入力だけで会員登録が完結してしまうと、際限なくアカウントを作成する事ができます。

これにより、アカウントを不正利用されてしまう恐れがある為、手順を複雑にする事で、そういった不正登録を防ぐという理由です。

メールアドレスが有効か確認する

もう一つは、メールアドレスが有効か確認する為です。

ユーザーがメールアドレスを間違って入力してしまった場合、そのユーザーとの連絡手段が無くなってしまいます。

そうすると、緊急の要件が伝えられませんし、キャンペーンなどのお知らせも送る事ができません。

なので、メールアドレスを受信させる手順を経る事で、ユーザーの登録したメールアドレスが正常に受信できる状態にあるのか確認をしています。

面倒さへの対処(ソーシャルログイン)

とはいえ、こういったメール認証を経るのは、手順が増えるのでユーザーに敬遠されてしまい、会員登録のハードルを上げてしまいます。

なので、昨今はソーシャルログインによる会員登録の簡略化が図られています。

また、アプリであれば端末情報を読み込んでユーザーを識別する事もできるので、最近は会員登録不要で利用できるアプリも増えてきています。

参考情報

仮登録メール送信後の落とし穴 ユーザーを逃さないために覚えておきたいこと:MarkeZine(マーケジン)

https://www.glpgs.com/d-blog/archives/980

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